90年代の絶版車 ホンダトゥデイ
宇都宮店
こんにちは青木です
今となっては見ることの少なくなった、ホンダ トゥデイ(1985-1998年まで製造)
の外ベルトを交換しました。
そもそも旧規格の軽自動車なので、エンジンルームはやたらと狭いです。
そしてこの車、ベルトがかかっているプーリー(円盤状の部品)が、とんでもない構造をしており、プーリーはざっくり説明すると、構成部品は1点のみ。
つまり、いたってシンプルな金属製のまあるい円盤で、その周りにベルトがかかっている(プーリー→ベルトの順)ワケですが、この車の場合、プーリーの周りを沿うように、クッションゴムがあり、そのまわりに金属製の輪っか(プーリー→ゴム→金属の輪っか→ベルト)といった構成になっており、そのサンドイッチされたゴムは振動などの衝撃をやわらげるためにあるそうですが、ゴムが劣化すると輪っかから薄利し、それでも輪っかだけを回し続けるため、当然ながら暴れて凄まじい異音がします。
もちろん剥離しているため、動力は伝わりません。
早急に交換する必要があり、作業にはかなりの根気が要ります。
なんとか外し、新品のプーリーと見比べてみました。
完全に剥離しています。
これでは自走不能に陥るのも、時間の問題です。
こういった車は、まず部品が手に入るのか確認する必要があります。
古いと、生産終了になっているモノが多く、これで泣き寝入りする方も少なくないです。
こうして直していると、オーナー様の大切にしている愛車への気持ちがよく伝わってきますね!
これからも大切に乗り続けてください!!